つい最近、この映画を観てきました。
菅田将暉くんが出てるということもありますが、
大森立嗣監督作品ということもあって、観たいと思ったのです。

菅田将暉くんは皆さんご存知だと思いますが、
大森立嗣監督は、俳優・大森南朋さんの実兄で、お父さんも俳優・麿赤児ささん。
主な監督作品は「まほろ駅前多田便利軒」「さよなら渓谷」「ゲルマニウムの夜」
「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」「かぞくのくに」など。
上記5作品のうち、見てないのは「ゲルマニウムの夜」(以上全て映画です)。
他にも作品がありますが、私は見てないです。

この「タロウのバカ」。
最初、菅田将暉くんが出てるということだったので、
主演のタロウ役かと思っていたら、違いました(笑)

タロウ役はYOSHIさんという方で、オーディションで選ばれた方だそうです。
聞くところによると、このYOSHIさん、セレブな方だとのこと。映画では微塵にも感じられませんでした。

公式サイトにあらすじなどが書いてありますが、ストーリー的には、タロウは戸籍がなく、一度も学校に行ったことがない子供。菅田将暉くん演じる高校生のエージ、スギオとともに遊んでいたが、ある日、一丁の拳銃を手に入れたところから、いろんな事が起き…という話です。重い映画だと思いました。
障害を持った人も出てきます。
その辺は「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」にも通じるものがあるかと。一緒に観た友人は「ゲルマニウムの夜」に近いと言っていました。
「ゲルマニウムの夜」は見れないかもしれません。
主演の俳優さんが、逮捕されてしまったので…

タロウは映画の中では一度も学校に行ってないので、ちょっと変な子です。
それをセレブの方が違和感なく演じていて、びっくり。
キャスティングした方も見る目があるなあと思ったり。
菅田将暉くんは最後は悲しい結末になるのですが、彼がいることで、タロウが引き立つのでは…と後になって思いました。

大森監督は、どちらかというと自分で脚本を書く方です。なので、この作品も原作はありません。
とにかく、重い映画です。でも、気になった方は一度観て欲しいです。