今回は香港の俳優さん~その3~でご紹介するはずだった2人と、個人的にご紹介したい人を載せました。
味のある名脇役さんや若手の方などを。

まずは、前回、載せられなかった方から。

●サモ・ハン・キンポーさん
(英語名はサモ・ハン。表記:洪金寶、広東語読みはフン・ガムボウ)1967年10月4日生まれ。俳優、監督、脚本家、プロデューサー。愛称は「大大哥」(タイタイコー)で大大兄貴のこと。
出演した映画作品は、初期はジャッキー・チェンさんの作品に出ていたので割愛します(ジャッキー・チェンさんの作品は探せば出てくるので(^^ゞ)
そのほかだと、「拳神 KENSHIN」(2001)、「SPL 狼よ静かに死ね」(2005)、「ツインズ・ミッション」(2007)、「イップ・マン 葉問」(2010)、「おじいちゃんはデブゴン」(2016)など。
サモハンキンポー(映画.comさんから)
映画.comさんからお借りしました

●ジェット・リーさん
(英語名。表記は李 連杰。中国語でリー・リンチェイと読みます)1963年4月26日生まれ。俳優、中国武術家。
中国生まれですが、香港映画にも多数出演しているので、ご紹介します。
なお、デビュー当時は本名のリー・リンチェイで出演していましたが、1998年にハリウッド映画デビューの際に“ジェット・リー”という名前に改名しました(海外でも通用するようにという意味でしょうか。でも日本の古きファンは今でも“リンチェイ”と呼びます。私もです(笑)
出演した映画作品は香港関係では、「小林寺」「小林寺2」(中国・香港合作、1982、1983)、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズ(1991、1992、1993)、「スウォーズマン 女神伝説の章」(1992)、「HERO」(中国・香港合作、2002)、「ウォーロード/男たちの誓い」(中国・香港合作、2007)など。
現在は、病気を患い、昔とは別人のような面影になっているようです。
ジェット・リー昔
若い時のジェット・リーさん

ジェット・リー2018(シネマトゥデイ)
2018年時。シネマトゥデイさんからお借りしました

●サイモン・ヤムさん
(英語名。表記:任 達華、広東語読みはヤム・タッワー)1955年3月19日生まれ。俳優。
香港映画には欠かせない方ですね。多くの作品に出ています。
私と友達は親しみをこめて「ヤムヤムさん」って言ってます(笑)
主な映画出演作品は、「ワイルド・ブリット」(1990)、「フルタイム・キラー」(反町隆史さんとアンディ・ラウさん主演。2001)、「ブレイキング・ニュース」(2004)、「エレクション」(2005)、「イップ・マン 葉問」(2010)など。
サイモン・ヤム


●フランシス・ンさん
(英語名。表記:呉 鎮宇、広東語読みはン・ジャンユー)1961年12月21日生まれ。俳優。この方も香港映画には欠かせない方です。本名は呉志強さん。
昔はン・ジャンユーさんで通っていましたが、ある時(いつだったかは思いだせませんが)、名前がフランシス・ンに変わっていました。
当時、顔に合わない名前だなあと(フランシスという顔ではないので(^^;)。
昔からの香港映画ファンは未だにジャンユー(さん)って呼んでる人もいるはずです。
わたしもジャンユーさんって言ってる(笑)
主な映画出演作品は、「欲望の街 古惑仔1 銅鑼灣の疾風」(イーキン・チェンさんの古惑仔シリーズの第1作、1996)、「風雲 ストームライダーズ」(1998)、「ジェネックス・コップ」(1999)、「レジェンド・オブ・ヒーロー/中華英雄」(1999)、「インファナル・ディパーテッド」(2005)など。
フランシス・ン(映画.com)
映画.comさんからお借りしました

●ドニー・イェンさん
(英語名。表記:甄 子丹、広東語読み不明)1963年7月27日生まれ。俳優、監督、プロデューサー、武術家。
今やジャッキー・チェンをしのぐほどのアクション俳優となった感じです(ジャッキーはコメディが入りますが、彼は、どちらかというとコメディ要素は少ない印象です)。
代表映画作品は、「イップ・マン」シリーズ(2008、2010、2015、2019)、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズ(1992、1993)、「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」(2006)、「孫文の義士団」(香港・中国合作、2009)、「捜査官X」(2011)、「スペシャルID 特殊身分」(中国・香港合作、2013)など。
なお、日本映画の「るろうに剣心」などでアクション監督をしている谷垣健治さんはドニーさんの映画にたびたび参加しています。
ドニー・イェン(映画.com)
映画.comさんからお借りしました

●エリック・ツァンさん
(英語名。表記:曾 志偉、広東語読みはツァン・チーワイ)1963年7月27日生まれ。俳優、監督、プロデューサー、司会者。
とっても味のある俳優さんです。そして、優しそう。
この方も香港映画をみていると、サイモン・ヤムさん並みに脇役で出てきます。
出演作品は、「大福星」(1985)、「七福星」(1985)、「君さえいれば/金枝玉葉」(1994)、「ジェネックス・コップ」(1999)、「インファナル・アフェア」シリーズ(2002、2003)、「孫文の義士団」(香港・中国合作、2009)など。
エリック・ツァン(シネマトゥデイ)
シネマトゥデイさんからお借りしました

●ショーン・ユーさん
(英語名。表記:余 文楽、広東語読みはユー・マンロッ(ク))1981年11月13日生まれ。歌手、俳優。
主な出演映画作品は、「インファナル・アフェア」シリーズ(2002、2003、2004)、「頭文字D THE MOVIE」(日本の漫画が原作)(2005)、「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」(木村拓哉さん出演のフランス映画、2008)、「レイン・オブ・アサシン」(台湾・香港・中国合作、2010)など。
ショーン・ユー(映画.com)
映画.comさんからお借りしました

●ウォレス・チョンさん
(英語名。表記:鍾 漢良、広東語読みはチョン・ホンリョン)1974年11月30日生まれ。歌手、俳優。
主な出演映画作品は「スウィート・シンフォニー」(1997)「モンスター・ハント」(2015)、「ホワイト・バレット」(2016)など。
テレビドラマにも出ていて、有名なところでは「流星花園~花より男子~」(台湾版でゲスト出演、2001)、最近ですと「孤高の花 〜General&I〜」(2017)でしょうか?
ウォレス・チョン(レコードチャイナ)
レコードチャイナさんからお借りしました

ウォレス・チョン(孤高の花)
ドラマ「孤高の花 〜General&I〜」から

●ウィリアム・チャンさん
(英語名。表記:陳 偉霆、広東語読み不明)1985年11月21日生まれ。歌手、俳優。
この方は、元歌手で、グループを脱退してソロ活動をして、俳優業も…。なので、出演映画は数本、映画よりもドラマに出ている気がします。とはいっても、ドラマも4本ぐらい。私が見たのもドラマでした(笑)。紹介したドラマを見て、彼を知った次第です(^^;)
これから、出演作が増える人だと思います。
映画は日本未公開が多く、円盤化されているのは「エア・ストライク」(中国映画、2018)なので、ドラマの方を。
ドラマは「四大名捕~都に舞う侠の花~」(2015)、「酔麗花~ エターナル・ラブ~」(2017)など。

ウィリアム・チャン(レコードチャイナ)
レコードチャイナさんからお借りしました

ウィリアム・チャン(酔麗花)
ドラマ「酔麗花~ エターナル・ラブ~」から

とまあ、香港俳優さんはこれで、一応終わりにしたいと思います。
今度は香港女優さんもやりますね(俳優さんだけやったら不公平なので(^^;))