先週、香港の俳優さん~その1~を書きましたので、今回は2回目です。
前回の終わりに書いたように、四大天王をご紹介したいと思っています。
前回も書きましたが、香港には「四大天王(1980年~1990年代に一世を風靡した香港を代表する4人の歌手・俳優)」と呼ばれる人がいます。
ではその4人をご紹介しましょう。1980年~90年に20代~30代だった方々なので、現在の年齢は50代以上になっていますね。
なお、出演作品は全て映画です(香港の俳優さん~その1~も同じ)。

香港四大天王(順不同)
●アンディ・ラウさん
(英語名。表記:劉 徳華、広東語読みはラウ・ダッワー)1961年9月27日生まれ。愛称は華仔(ワーチャイ)。俳優、歌手。
この方も香港では人気あります。最近は俳優業のほかに、確か映画のプロデューサーもやっています。出演映画がとにかく多いです(笑)。
主な映像出演作品は、映画「欲望の翼」(1990)、「アンディ・ラウのスター伝説」(1993)、「上海グランド」(1996)、「フルタイム・キラー」(2001)、「インファナル・アフェア」(2002)、「墨攻」(2007、香港・中国・日本・韓国合同)などなど。
アンディ・ラウ(2016年)※exciteニュースさんから
2016年のアンディ。exciteニュースさんからお借りしました。

●アーロン・クオックさん
(英語名。表記:郭 富城、広東語読みはクォック・フーシン)1965年10月26日 生まれ。愛称は城仔(センチャイ)。俳優、歌手。
アーロン・クオックさんは、身長は決して高くはないですが、顔もイケメンな方で、体も鍛えてるイメージの方です(実際、鍛えてました。今は分かりませんが(^^ゞ)。
主な映像出演作品は、映画「風雲 ストームライダーズ」(1998)、「風雲 リーズ」(2009、ストームライダーズの続編です)、「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」(2012)など。
「風雲 ストームライダーズ」には、日本の千葉真一(サニー千葉)さんも出演しています。アーロンはW主演です。もう一人の主演の方は次回かな?に紹介しようと思っています。
アーロンは昨年、映画祭で来日していますので、その時の写真を。
映画ナタリーさんからお借りしています。
アーロン・クオック(2019年)※映画ナタリーさんから
2019年の映画祭でのアーロン。映画ナタリーさんよりお借りしています。

映画ナタリーさんの映画祭のアーロンの記事

●レオン・ライさん
(英語名。表記:黎 明、広東語読みはライ・メンまたはライ・ミン)1966年12月11日生まれ。愛称はリーヨン(日本のファンは、“りよん”と呼んでたはず(^^ゞ)。俳優、歌手。
レオン・ライさんは中国・北京生まれです。その後、国籍を香港に変えているので、香港俳優としておきます。中国生まれだけあって、背も高く、端整な方です。
主な映像出演作品は、映画「天使の涙」(1995)、「ラヴソング」(1996)でしょうか。

レオン・ライ

●ジャッキー・チュンさん
(英語名。表記:張 学友、広東語読みはチョン・ホッグヤウ)1961年7月10日生まれ。俳優、歌手。
日本で有名なジャッキー・チェン(成 龍)さんと一字しか違わないので、間違って覚えてしまったり、こんがらがったりします(笑)。彼はどちらかというと、俳優より歌手としての活動が多いので、香港映画ファンの中では歌手のジャッキーまたは、がくゆう(漢字表記をそのまま読んで)さんと言われることが多いです。歌は上手いです。
出演した映像作品で日本でも公開されたのは、映画「欲望の翼」(1990)や、「楽園の瑕」(1994)など。あと、日本原作の小説「妖獣都市」(菊地秀行さん)の実写化「妖獣都市~香港魔界篇」(香港で制作したので、香港映画になります)にも出ています。

ジャッキー・チュン ※ウィキペディアさんから
Wikipediaさんより画像お借りしています。

この4人のうち、アンディとアーロンは今でも映画に出ていますが、残りは聞かないなぁ。どうしてるんだろう…

四天王でいえば、レオン・ライさんが中国生まれですが、りよん(レオン・ライさんの愛称。私はいつもというか、今でもそう呼んでいるので、敢えて“りよん”と書きます)みたいに、生まれは中国や台湾でも香港に住んで、中国、香港、台湾映画に出ている人もいれば、その逆もしかりで、香港生まれで香港映画はもちろん、中国、台湾映画に出ている人もたくさんいます。交流が多いので、「この人、どこの国の俳優さんだっけ?」なんてことも。現地の名前の人は苗字等で大体分かりますが(劉さん、張さんなどは中国、香港、台湾)、英語名だと分からない人も(^^;)

最近の若い俳優さんはいると思いますが、実はよく知りません(すみません(>_<))。
私が知っているのは、1990年~2000年前半の香港映画が、一番活気があった頃です。日本でも香港映画がたくさん上映されていた頃に出演していた俳優さんを紹介しています。その後、韓流ブームが来てしまい、中国や香港、台湾映画より韓国映画が多くなりました。

次回は、大御所、四大天王以外の俳優さんを紹介したいと思ってます。
あっ、サモハン(サモハンキンポーさん)を大御所に入れるのを忘れてました。
次回に入れます
あと、ジェット・リーさんも例外?でご紹介しようと思います。

少しでも興味を持ってくれたら幸いです